久し振りの映像

2017年06月01日

久し振りに観ました。ちょっと古いテレビ番組の映像す。『先輩ROCK YOU』って番組なんですけど、好きだったなあ、よく見てました。

上原ひろみは、昔から彼女がデビューしたころから好きで、『XYZ』から聞いてました。今少しググったら、記憶違いの大問題が発生。何か『Another Mind』の収録曲が『XYZ』になっています、それが世界デビューアルバムってことになってますが、記憶では『XYZ』というアルバムがあったような、そのアルバムを買ったような、『Another Mind』は何枚目かのアルバムだったような。。。。いや、年取るって恐ろしい、記憶が都合よく混ざってしまっている〇〇歳のある朝であった。いやいや、それは、そういう事ではなくて、兎に角、昔からのファンでした。しかし、正直あの頃は『バークレーを主席卒業の日本人の女の子』というフレーズに『やられてた臭い』w結構なオッサンなんで、権威主義的なんですなあw

しかし、何十年の時を経て、天才は着実に大きく大きくなっています。そのわかりやすい例が、前出のこのYouTubeなんですなあ、ジャズというジャンルは、猫も杓子も、アドリブアドリブみたいな感じなんで、即興にやたら強いのは、ある意味の必然なのですが、そのフィールドで、しかもワールドクラスの、そのフィールドで数十年演奏し続けてるのですから、上原ひろみ=ジャズ=即興、みたいになっていても、何ら不思議ではないのですが、音楽には詳しくなくても『もうちょっと、いった』上原さんは、圧倒的でしょう?『アルコールのきつくなったマルガリータ』はいい感じでした。『マイウエイ』の即興演奏は、如何にもテレビ的で、上原さんのサービス精神というか、満載のテクニカルな部分をちょっとだけ、みたいな感じでしたが(いやあ~、それすら凄い事なのですが)それにしても、益々凄い人になっています(4年ほど前の映像ですが)

時間の流れ、が天才的、なんですよねえ、MC陣は明らかに2回目の演奏を『喜んではいなかった』『これでいいのに』的な空気は少し、戸惑い、もあった。テレビの枠の意識でしょうか?要は、凡人なんですわ。(悪い、と言ってるのではないです、当たり前だといっているのです)しかし、加藤浩次はこの回の収録で2つ仕事をした。『いきましょ~もういっかい』と盛り上げたことと『アルコールがきつくなりましたね』という冴えたコメント。(マイウエイのくだりも合わせれば、3つかあ)

テレビ収録だから、2回で終わっている、これが、この『枠』を外せば、この人は3回目4回目で収まらないかもしれない。この人にビジネスの匂いはしない、お金じゃないんですよねえ、生業というか本業ジャズピアニストなのでしょうが、明らかに『お金』じゃなさそう。アーティストというか、芸術家と表記した方が嵌るか?判断付かないですが、昨今の『効率』つまり、『労を少なく、出来るだけ少なく、実を得る、何だったら、実だけでもいい』といったビジネスの匂いがしないのよねえ、『既成』っていうやつから、遠いところに居る『本物』感が半端ないのですよね。

大震災の時、きついスケジュールのなか、日本に帰ってきて、きついスケジュールのボランティア演奏、コンサートをしていた映像も見たことあります、気取らない感じで地元静岡の子供のころから行きつけのラーメン屋でラーメンすすってるのも見たことあります。最近では『レキシ』とコラボしたライブ映像もみました。人間性も『圧倒的』に見えます。

私の中で、いつも、いつ見ても『笑っている人』に、この上原ひろみさんと新城幸也さん(プロロードレーサー)がいます。二人とも異能の人です。凄い人です。

最近、仕事って人間性だよね、結局。と自分の矮小な経験で物申してるようで恥ずかしいですが、思っています。人間性が上がってこないと、仕事もよくならない、じゃないかな。お二人はその仕事レベルじゃない、もっとゴールに近いところにいる方々なので、比ぶるべくもありませんが、見える方向性は、指し示して頂いているような気がします。

『効率』の『枠』を外すことが、実は『非常に効率的』なのかもしれません。

まあ、凄いもの見ました、久々に。どうでしょうか?みなさまw

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