今日は作品です。創作物ですよ。

2017年06月15日

『香水が合図』


『また』である。デスクワークも佳境に入るこの時間に。

周りの喧騒、カチャカチャカチャとチクタクチクタクとはいかない、不規則な変調をきたす、キーボードの打激音。まあ、そんなスラスラ、カチャカチャ打てないのは、内容にイマイチ気乗りしないからなのね。

只の数字の時は、まだマシな気がした。考えようによっちゃ、人間の行動が乗り移った数字なのだから、意味付け出来なくもないのだけれど、そんな事考えていたら、何時まで経っても終わらない、コレが終わんないと、次が始まんない、始められない、入力に絡まる思いをも注ぎ込み、いろんな不安も綯交(ないま)ぜにして、心境的には『無』になって、定型のリズムの中に、ひとときの、ほんの刹那の、切ない安定を見出だして、一心不乱に、他人の所業を打ち込んでいる内は、まだなんとかなった。自分はシステムとシステムを繋ぐ『マシンソノモノ』になって、非人間的行為が、人間の精神の安定に繋がる、繋がっている、社会と自分が、正に今、繋がっている安定、枠の中の幸せ、なのね。

人間的行為の創造部門が産みの苦しみを煩(わずら)い過ぎて、不安を煽(あお)るこの矛盾の真只中に香る先程来のこの『香り』

二人だけの『合図』なの。

こんな、最悪な先詰まり感満載の中に漂う一瞬の香りは、二人だけの『合図』

『またあw』なんて思ったりする自分が嬉しそうなのは、気のせいなの。

嬉々として危機の戦場に後にする、危険な二人。

日常の光景の一瞬の非日常、香る一瞬の快楽という楽園。

非人間的な中の余りに人間的な行為、本能が優先する二人の秘匿。

ああ、またあ、又、やってしまったの、ねwww

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